漆黒のDhampir - 星魚有香 @ Eclipseed（C87）

nasa

「悠久のFate」、「HURRICANE！」、「Cross Again」に続きEclipseedが送り出すVampireシリーズ第4作目「漆黒のDhampir（ダンピール）」。
2ndアルバムに先駆けて、その世界観を表現する2曲をお届けします。今回収録の楽曲はSingle限定収録曲となっており、アルバムに収録される予定はありません。

ジャケットイラストには Lichtさんを起用し、Vampireｼﾘｰｽﾞの世界を美しいイラストで表現していただきました。

今回もカラオケを収録致しておりますので是非歌ってみてください！



CD Staff
【作詞】【S】
【歌】星魚有香
【音楽】 【S】
【イラスト】 Licht
【デザイン】KANA

……血に染まる夜の出会い。

柔肌に食い込ませる牙。
溢れ出る鮮血を舐めとる舌。
汗に濡れた衣服に赤い雫を塗りたくる掌。

それは吸血鬼と呼ばれる生き物の、手慣れた行為だった。

そんなこの世の終わりとも思える光景を目にした少年は、
薄暗い森を逃げ惑った。

そこで出会ったのは、ひとりの迷子の少女だった。

……少年と少女は、ひと目で惹かれあった。

けれど成長するにつれ、
ふたりに立場という壁が立ち塞がることとなる。

執事と貴族令嬢。

夜毎、密かに行われる逢瀬。
人目に隠れて交わす文。

……想いは留まることを知らず、
ついにふたりは手を取り、森へと駆け出した。

行く先から……出会いの日に漂っていた
血の匂いが香ってきていると知りつつも。

ふたりで一緒にいれば、乗り越えられると信じていた。